伊藤公象 WORKS 1974-2009(東京都現代美術館) ― 2009/09/05 20:40:21
うなぎを戴いたその足で、東京都現代美術館で開催中の「伊藤公象 WORKS 1974-2009」(http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/100/1)に向かう。
しかし、何故だかチケット売り場付近が結構混んでいる。伊藤公象ってこんなに人気あったかな?と、よくよくみるとほとんどの人が、メアリー・ブレア展を観に来ていました。ということで、いつもながらゆっくりジックリ鑑賞する事が出来ました。現代美術は、オーセンティックな展覧会みたいに馬鹿みたいに混むことはまずないので、この点では助かっています。でも、たまに独り言ブツブツ言いながら観てたりする人がいたりしますが…
今回の展覧会は、74年から現在までの主要17作品を一堂に展示してあります。やはり一番見応えがあるのは、1984年発表の「アルミナのエロス(白い固形は…)」。今回大量のピースを焼き加えて作品がバージョンアップされています。あと特に印象に残ったのは「木の肉・土の刃」シリーズです。
静謐とした雰囲気の中に浮かび上がる焼き物。中々いいもんですよ。作品横のベンチに暫く座っていると妙に落ち着きます。
で、ついでに常設展の「夏の遊び場」(http://www.mot-art-museum.jp/collection/index.html)も観て帰路につきました。帰り四ツ谷わかばで、たいやきを買い食い。久しぶりにたいやき戴きました。
アイ・ウェイウェイ展 - 何に因って?(森美術館) ― 2009/09/06 18:55:40
今日も朝から快晴です。午前中マンションの管理組合の総会に顔出したりしてたらもうお昼。
暑い最中、まだ一度も観ていない「アイ・ウェイウェイ展 - 何に因って?」(http://www.mori.art.museum/contents/aiweiwei/index.html)を観に自転車で六本木ヒルズの森美術館に向かう。
アイ・ウェイウェイは、「鳥の巣」と呼ばれた北京オリンピックスタジアムの設計を建築家のヘルツォーク&ド・ムーロンとのコラボレーションによっておこなった中国を代表する現代美術家です。
カテゴリとしては、ミニマルアートやコンセプチュアルアートといった部類に分類されるのかもしれませんが、どの作品も大陸的なボリュームのある作品が目白押しです。
1トンのお茶(容積:1立方メートル、重量:1トン)という作品も結構好きなんですが、今回のお気に入りは、同じくお茶シリーズの茶の家(写真)。圧縮した正方形のお茶を積み重ねて茶室が作られていますが、中に入る事は出来ません。とてもいい香りのする作品です。
中々展示内容もいい展覧会なので、会期中にまた何度か行ってみようと思います。
■コンテンポラリー・アートとは何らかの形ではなく、社会における哲学である。 - アイ・ウェイウェイ
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