うなぎ炙 一徹(東京 有楽町)2009/09/03 19:22:19

うなぎ炙 一徹(東京 有楽町)


今日は、有楽町の東京国際フォーラムにいたので、一度行って見ようと思っていた「うなぎ炙 一徹」という坂東太郎を提供する養鰻業者が経営する直営店に行って見ました。

大串坂東太郎(\4,200-)というのも魅力的ではありましたが、昨夜は石ばしだったので、仕方なくランチメニューのダブルうな丼(\2,100-)をオーダー。

暫くすると運ばれてきました。丼の蓋を開けると小振りの半身が4枚無造作にご飯の上に載せられています。見た目どうもふっくら感がありません。おかしいなぁ、と思いつつ一番上に乗っているうなぎを頬張ると「あっ、しまった…」という感じ、皮目の後味の悪い嫌な脂の乗り方とかが、完全にスーパーのパックで売られているうなぎ味。一口食べて全部残しそうになりましたが、正しくレポートするためとコレを選んだ自分への反省を込めて完食すべく食べ進めました。

4枚載っている半身の蒲焼のうち上2枚が、蒸し冷ましのような感じで大変味が落ちています。明らかに下2枚と味が異なります。下の2枚は、上の2枚と比べるとまだましですが、蒸しとか焼きを論ずるに至りません。タレは、アッサリ目というよりも単にコクが無いだけのように感じます。ご飯は、家で食べるご飯と変わりないような至極一般的な炊飯器で炊いたようなご飯です。

吸い物は、三つ葉と麩に柚子のかけらが香り付けに入っていますが、ダシを含め特筆すべきものはありません。

お新香は、胡瓜、人参、大根の三点盛。コチラも特筆すべきものはありません。

ということで、完全にヤラレました。たまには、こういうこともあります。うなぎが変わってもご飯やタレ、吸い物やお新香が変わらないと大きな変化は期待できません。三茶の三河屋さんのランチうな重は、この半値以下で倍以上旨いです。ということで、このお店にもう行く事は無いと思います。

うなぎ道、それは茨の道。