天ぷら岡本(東京 立川)2009/10/06 22:00:13

天ぷら岡本(東京 立川)


お昼時に丁度立川にいたので、立川の天ぷらの名店天ぷら岡本(http://www.tempura.jp/)に行ってみました。

わかりにくい細い階段を上がるとそこはシックな店内。

丼モノじゃ面白くないので、目の前で一品ずつ揚げてくれる天ぷら定食をオーダー。

目の前に塩、レモン汁、天ツユ、大根おろしのセットが一式出てきます。で、次々と客の食べる速度に応じて揚げては目の前に出されます。その際、「お塩でどうぞ。レモンはお好みで…」とか必ず一言添えられます。

車海老、キス、メゴチ、小茄子、茗荷、椎茸、小玉葱、ししとうと揚げて戴いて、最後の食事として天茶かミニ天丼が選択出来るのですが、迷わず天茶を選択。小柱かき揚げの天茶漬(写真)。この天茶漬が小海老の香りが大変良く、ダシも塩梅良くて中々旨いです。

天ぷらも薄めの衣で私好みのイイ感じなんですが、こんどは天茶セットにしてみようかな…

立川にこういったイイお店があるとは知りませんでした。 ご馳走さまでした。

ヨーロッパ軒 豊島分店(福井県 福井市)2009/10/07 21:45:33

ヨーロッパ軒 豊島分店(福井県 福井市)


今日は、大型台風が接近しているにも拘らず北陸方面に出張。朝から横浜駅で発生した人身事故の影響で羽田に向かう電車が遅れ飛行機の離陸8分前に羽田に到着。離陸15分前を切っているので、グランドホステスに言って保安ゲートを無理やり開けてもらい走ってゲートへ向かう。結局一番最後の迷惑な客になってしまったが何とか乗る事に成功。

小松空港で取引先の方に車でピックアップして頂き一路福井へ。

福井に来たらカツ丼でしょう。という取引先の方の意見を尊重して福井市街にあるヨーロッパ軒 豊島分店に連れて行ってもらいました。

オーダーは、当然の如く「カツ丼」。

福井のカツ丼はソースカツ丼で、薄めの豚肉をカラッと揚げてからドイツ仕込のウスターソースに漬けたものをご飯の上に載せて出て来ます。衣もよく揚がっていてサクサクした感じの食感が中々よいです。最初は「カツ丼にソース?」って感じで多少疑念を持っていましたが戴くと決してそんなことはなく普通に旨いです。

食べたことのない方は、先入観を持たずに一度チャレンジしてみてください。

鮨 志の助(石川県 金沢)2009/10/07 22:15:53

鮨 志の助(石川県 金沢)


福井で打合せを終え、一路金沢へ移動。金沢で一本打合せを終え疲れ果てホテルにチェックイン。

しかしながらココは金沢。鮨を食べない訳にはいかないので、以前から目星を付けていた金沢の名店「鮨 志の助」に電話してみたら台風が接近しているせいか「お一人様なら大丈夫ですよ。」とのことで、雨の中タクシーで向かう。

その店は、名店と言われるだけあってひっそりとした静かな佇まいをみせるいい店です。店内は大きな白木のカウンターを中心に余計なものは一切なく三十代後半の寡黙そうな職人一人で切り盛りしている本格派の鮨屋です。当然壁に時計やメニューなどの無粋なものはなく、シンプルな生け花がそっと飾られているのみの大変素敵なお店です。

お店に入り女将さんにカウンターに通されおしぼりとお茶を戴くと職人さんから「握りましょうか?」と聞かれ「お願いします。」という会話でオーダー完了。

ココの鮨は、小松弥助などと同じく客が醤油を付けて戴くことはほとんどなく、あらかじめ塩やつめを付けた状態で提供されます。これは素材の風味を醤油で潰さない様にするためだと思います。

握りは、あかイカから始まり、色々と一通り戴いて最後の巻物は遠慮して、ガス海老と万寿貝を握ってもらい。最後にアラを握って頂き〆としました。

写真は、特に印象に残った一品。アナゴです。通常つめを塗って出されるところですが、塩と柚子が振り掛けてあります。これは絶品です。

金沢駅からタクシーで\1,500-くらいと少し離れていますが、行っておく価値のあるお店だと思います。大変おいしゅう御座いました。ご馳走様でした。

乙女寿司(石川県 金沢)2009/10/08 23:37:33

乙女寿司(石川県 金沢)


宿泊先の金沢市内のホテルにて明け方台風18号の暴風雨で目が覚めた。ニュースを見てみると主要鉄道は止まってるし、ほとんどの学校が休校になっているようだ。朝一の打合せホント大丈夫かなぁ?などと思いながら取引先に行ってみると皆さん普通に出社されてました。まぁ、車で出勤されてる方が多いということもあるのかとは思いますが…

という事で、ひとしきり午前中の打合せを終え、お昼に以前から行きたかった金沢の鮨の名店「乙女寿司」に台風の最中行ってみました。チョッとわかり難い所にありますが以外にスンナリと到着。まだお昼過ぎだというのに職人さんが片付けを始めようとしていました。聞くと台風でお客さんが来ないので店を閉めようとされていたようで「いいですかね?」と聞くと「どうぞ」ということで鮨の名店をカウンターのど真ん中に座って貸切状態。職人さん三名対客若干一名。

「握りますか?」、、、「お願いします。」
「お嫌いなものは御座いますか?」、、、、「ありません。」

といういつものキーワードを皮切りに様々なネタが次々に握られていきます。

やはり旨いですねー。流石です。ここも醤油皿は置いてはあるのですが、ほぼ全ての握りに塩や醤油などで味がつけられてから提供されます。ネタによって醤油やシャリを変えたりする本格的な鮨屋の風情が漂います。東京の鮨は、マグロを中心に据えてシャリや醤油のテイストを決めているようですが、ここ金沢では、白身の魚を中心に据えているようです。

ひとしきり握って戴いて、追加で万寿貝と旨かった鯛の昆布〆を今一度握って戴き店を後にした。

やはり気になるのは、写真の穴子の塩。金沢では、東京では握る事のない鰻も握るので、穴子と鰻の両方ともつめだと味に変化がなく面白くないという理由から塩の合う穴子の方を塩で戴くらしいです。ちなみに鰻の握りを塩で戴く事はないそうです。(職人さん談)

いい店です。金沢は、ホント鮨天国です。ご馳走さまでした。

未完の横尾忠則 - 君のものは僕のもの、僕のものは僕のもの(金沢21世紀美術館)2009/10/08 23:57:12

未完の横尾忠則 - 君のものは僕のもの、僕のものは僕のもの(金沢21世紀美術館)


午後の打合せも無事終えて、帰りの飛行機まで時間もあるし台風で欠航や大幅なダイヤの乱れもあったりするので「どうせ遅れるだろう。」くらいの気持ちで、金沢21世紀美術館で開催中の「未完の横尾忠則 - 君のものは僕のもの、僕のものは僕のもの」(http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=19&d=459)を観に行った。

金沢は、市街地にこういった上質な文化施設が普通に景観に溶け込んであるのが大変羨ましいですね。

展覧会のタイトル通り「未完」の作品群や収集中の滝の絵葉書部屋など面白いものが盛りだくさんです。その他にもルソーの面白複製画なんかもあったりして横尾ファンにとっては必見の展覧会ではないかと思います。最近のY字路シリーズも沢山出てましたし見応え充分です。

時間もあまりなかったので、ジックリ観ることは出来ませんでしたが一通り観て空港バスで空港へ向かうも結局定刻の1時間半遅れで出発。まぁ、まだ出発できただけいいんですけどね。二便前まで欠航でしたから…