靉嘔 ふたたび虹のかなたに(東京都現代美術館) ― 2012/04/01 18:48:19
昨日の強風で空気中の塵や埃が吹き飛んだせいか今日は朝から清々しい快晴です。
ということで朝から東京都現代美術館で開催中の靉嘔 ふたたび虹のかなたに(http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/131/)展を観に行きました。
この展覧会は、靉嘔の初期の作品から現在までの作品全体を俯瞰する事のできます。活動期間が長いこともあってか、その作品数も半端なく多く、今まで観た東京都現代美術館の一人の作家の企画展の中でもその出展作品数の多さは突出しているのではないかと思います。
気になった作品は、有名なレインボーシリーズではなく、般若心経シリーズの白抜きで無が浮かびあがる作品とオブジェクト・マンダラのシリーズ、そして体験型インスタレーションのブラックホールです。
帰り際にシジフォスの神話という作家本人によるパフォーマンスが観る事が出来たのはラッキーでした。会期中毎週日曜日だけやっているようです。
作品数が多いので、興味のある方は時間に余裕を持ってジックリとご覧になられることをお薦めします。
田中敦子 - アート・オブ・コネクティング(東京都現代美術館) ― 2012/04/01 21:36:30
靉嘔の作品群を観た後、美術館内にあるベトナム・カフェでフォーを戴き腹ごしらえ。一息入れてから田中敦子 - アート・オブ・コネクティング展(http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/132/)を観る。
私は、この作家のこれだけまとまった作品を観るのは初めてです。
気になった作品は、平面作品ではなく20個のベルがけたたましい音で館内に順に鳴り響く現象を作品にした「ベル」。
今回作家の事をあまり知らずに観に行った為に消化不良な観覧になってしまったことが悔やまれます。こういった作品を観る上では、やはり事前に作家の事を充分に知ってから観に行かないとどうも作品に対する理解が深まらないような気がしてなりません。
写真は、特別展示されていた松井紫朗の作品「between here and there is better than either here or there」。作品の根元にある二階の部屋の扉を開けると気圧が変化して作品が萎み、扉を閉めるとまた復活して膨れます。この作品は、ロビーから観る事が出来ます。
「ハーブ&ドロシー」に学ぶ アートの楽しみ方&コレクションの秘訣(アートフェア東京2012) ― 2012/04/01 22:05:13
東京都現代美術館から東京国際フォーラムに移動してアートフェア東京2012の会場で行われるイベント「ハーブ&ドロシー」に学ぶ アートの楽しみ方&コレクションの秘訣を観に行った。
登壇者は、映画ハーブ&ドロシー(http://www.youtube.com/watch?v=GvudBbEqaL0)の佐々木芽生監督、小山登美夫ギャラリーの小山登美夫代表、サラリーマン・コレクターの宮津大輔氏。
コレクターの生き方を撮る監督、コレクターに作品を売るギャラリスト、勤め人コレクターのお三方によるアートという共通項を軸にしたトークは中々興味深く聞かせて戴きました。
立場は違えどもそこに掛ける情熱は半端ないモノを感じた次第です。
花見日和 ― 2012/04/08 18:21:51
ホー・ツーニェン(森美術館) ― 2012/04/08 19:00:18
二度目のホー・ツーニェン。
前回は混んでいてジックリ観る事が出来なかったので、今回は改めてゆっくりと全作品を愉しみました。
歴史や伝承にもとづく作品を通して共有された記憶の史実や現実にひそむ虚構性を映像を中心とする様々な表現方法によって明らかにする作家です。一見すると哲学的で難解な作品で、作品に近づく為にはまずそのコンセプトを理解しなければ愉しむことが難しい作品ではないかと思います。
■各作品のトレイラー映像
未知なる雲→http://www.youtube.com/embed/ynba70xADI4
ボヘミアン・ラプソディ・プロジェクト→http://www.youtube.com/embed/0dQwJEyJKD8
ニュートン→http://www.youtube.com/embed/FjvbQ3zCvkw
最近のコメント