RON LIBERTADO

智久氏に散々酷評されている私のラムレーズン作りもいよいよ佳境を迎えようとしています。今回ご紹介するのは、先日入手したばかりの新たな食材のうちのひとつ、トロワ・リビエールのシロップです。

トロワ・リビエールは、良質なアグリコールラムをリリースするフランス領マルティニク島のラムメーカーです。社名のトロワ・リビエールとは、フランス語で3つの川の意味で、1,200エーカーあまりの広大な自社農園の中を流れる3つの川に由来しています。残念な事に2000年3月22日の火災により多くの熟成ラムを焼失してしまい一時期ラム市場から姿を消しましたが、現在では、着実に復興が進んでおり順調にリリースしているようです。

このシロップ中々濃度の高いさとうきびベースのシロップで、バニラやシナモンで多少香り付けされているので、アールグレイなどの紅茶に砂糖がわりに入れても中々いけます。試しにコーヒーにも入れてみましたが、こちらはいけてませんでした。

早くしないと五月場所初日の取組が始まってしまうと思いながら、つい先程ラムレーズンの仕込を完了しました。

今回は、長期保存できる取っ手つきの瓶も新調してみました。一応オーク樽も検討しましたが、やはり業者でない一個人の趣味の範疇を逸脱する恐れが高いため今回は瓶にしました。万が一事業化を検討するような事になれば、オーク樽に昇格です。

折角なので、10年位熟成させてみようかな。

40-50年位寝かせればビンテージラムレーズンだな。果たして食えるかな？