#009 Chantal Comte Brut de Futs Hors D'Age ― 2006/03/11 21:32:22

品名:Chantal Comte Brut de Futs Hors D'Age
原産国:フランス領マリー・ギャラント島
アルコール度数:58度
容量:700ml
輸入業者:有限会社エィコーン
今日は、少し気分を変えてNYのミニマル系作曲家/写真家/映像作家であるPhill Niblockが1966年に制作したアートフィルム「The Magic Sun」のDVDを繰り返し見ています。モノクロの怪しい映像のバックに流れる音楽は、Sun Ra & His Solar Arkestraです。何故かDVDのパッケージには、「Unheard Music Series」という印がついています。このような前衛的な作品には、アルコール度数が高めのラムという事で、「シャンタル・コンテ・ブリュット・ド・フュー・オル・ダージュ」というチト長い名前のラムを戴きます。
バーボンの古樽による熟成を経て、フィルター処理を施さずに、カスクストレングスでボトリングされているためか味わいはとてもストレート。果物系の香り、ファッジ、バター、蜂蜜などを感じさせるコニャック系の複雑な味わい。
フランス、コスティエール・ド・ニームのシャンタル・コンテ家がボトリングしたフランス領マルティニク島の隣、マリー・ギャラント島産で、同家が優良生産者のラムを樽ごと買い付け、フランスで瓶詰したもの。ボトリング数は、毎年2000本程度とも言われているプレミアムラム。老練な味鑑定の大家ヴェルネール・ギエルスベルゲールがこの掘り出し物のラムを提供。シャンタルコンテはその専売権を獲得し優良な商品のみを販売している。
オル・ダージュとは、フランス語で、「年齢がわからないほど古い」という意味。コニャックやアルマニャックで、長期熟成を経た製品に与えられる格付け名称として用いられている。アルマニャックメーカーのシャトー・ド・マリアックが、20世紀初頭ブランデー業界で初めて使用した。
人知れず独り横浜トリエンナーレに赴く隠れ現代美術ファンであるためか、このような表現手段としての芸術作品は好きですね。好きなもの+ラムは、やっぱり良いです。
コメント
_ ぼ ― 2006/09/18 22:35:14
こんな高いの飲めましぇん(ノд`)
_ 庵主 ― 2006/09/18 23:25:06
確かに安くはないな。普通に家で飲むにはしては、チト贅沢だな。でも、バブル期のビンテージラムなんて一本数十万円とかいうの普通にあったもんな。いまだに1ショット7千円超えるラムとか置いてるBARもあるしね。知らない人が見たら間違いなくボトルキープの値段かと思うよな。
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