トランスフォーメーション(東京都現代美術館)2010/11/13 19:53:46

トランスフォーメーション(東京都現代美術館)


生きることは変わること。

チラシのコピーが、気に入ったので、トランスフォーメーション(http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/118)に早速行って来ました。

この展覧会、東京アートミーティングという企画の第一回目となる展覧会で、現代アートを中心にデザインや建築などの異なる表現ジャンルを融合する事で、新しいアートの可能性を提示しようとする企画だそうで、今回は、トランスフォーメーションをテーマにアートと人類学が融合しちゃってます。

気になったのは、小谷元彦の「僕がお医者さんに行くとき」。もう見た瞬間に何も考えずに好きです。今月森美で個展が始まるのがホント愉しみです。

及川潤耶のサウンドインスタレーション。周りが見えないくらいの暗がりの中にソファでも置いてあったらいつまでもそこに居たくなる様な、森の中にでもいるようなそんな作品です。

トゥンガのキメラという映像作品も大変雰囲気のあるイイ作品だと思いましたが、展示場所をもう少し工夫してあげた方がいいんじゃないかと思います。廊下に人が溜まってましたよ。

で、一番人気はやはりマシュー・バーニー。完全なホワイトキューブの展示室には、大勢の人達が立ち見で中央のディスプレイに映し出されるクレマスター3を観ている。見事な映像美と独特な寓話的世界観。人気があるのも頷けます。結構長めの作品で、ディスプレイの位置も高めで見上げるような感じになるので、立ち見は腰に辛い。椅子置いて貰えませんかね。

全体を通してみると作品数も充実していて真面目に観ようとすると丸一日必要かと思われる密度の濃い展覧会になっています。興味のある方は是非一度足を運ばれる事をお薦めします。

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