RON LIBERTADO

今日は朝から快晴で気持ちがいい中、三島で打ち合わせ。

今まで行こう行こうと思っていながら三島訪問時に四回連続で定休日だったという曰く付きのお店が、今回訪れた水泉園です。

このお店は、昼しかやっていなくてうなぎが無くなり次第店を閉めるという極めて正統派のうなぎ屋です。

小さな入口を開けると年配の女性がお好きな席へどうぞと案内してくれたので、一番奥の席に陣取る。

初めてのお店なので、うなぎ二枚のうな重をオーダー。

しばらくすると運ばれてきました。うなぎの量は価格相応程度で、蒸し普通、焼き普通ですが、関東風にしてはうなぎの食感を引き出すような蒸し加減です。関西系地焼きがお好きな方にはいい食感かもしれません。ご飯は、品種まではわかりませんが、残念ながら艶がなく多少ボソボソした感じがしました。品種の問題で無いとしたら炊き方の問題かもしれません。それよりも何よりも問題は、タレです。柑橘系のフルーティーな感じを出すためだかわかりませんが、明らかに隠し味を超えた配分になっていると思います。一口食べたあとに鼻から抜ける残り香が、私の期待するうな重のものではありません。これはあくまでも個人の嗜好の問題なので、良し悪しは言いませんが、私好みでないことだけは明らかです。

肝吸いの具は、肝・三つ葉・柚子の一般的なものです。ダシは良く出ていますが、塩梅が濃い目です。飲んだ後に喉が渇きます。

お新香は、人参・大根・白菜・沢庵の四点盛。良く漬かっているとは思いますが、こちらも塩梅が濃い目です。

接客も良くて決して感じの悪い店ではないのですが、明らかに私好みでないうなぎを出す店なので、残念ながら再訪することは無いと思います。　とは言うもののご馳走さまでした。