ビル・ヴィオラ:はつゆめ(森美術館) ― 2006/11/25 19:50:15

昨夜、六本木の森美術館で開催されているビル・ヴィオラ:はつゆめ展のナイトツアーに参加してきた。以前から見てみたかった現代ビデオアートの第一人者ビル・ヴィオラの作品。今回のナイトツアーは、キュレーターの解説つきで大満足。一見難しそうな作品も作者の制作意図や作品に対する思い入れなどを聞くと、その作品が非常に身近に感じられる。
作品は、どれも素晴らしく特に時間の捉え方がユニークで、時間の流れを体感できる展示になっています。全ての作品を全部キチンと見ようとすると5時間程度かかるとの事なので、これから行かれる方は時間に余裕を持って行かれる事をお薦めします。
プラズマディスプレイに映し出される作品を「絵画のように展示したい」という作者の意図からディスプレイの電源コードなどを隠すためだけにあの天井が高い森美術館の壁面にさらにもう一つ壁を作って展示してあるとのこと。一つの作品を展示するのに壁から作り直さなければいけないとは、中々大変である。
展示会の後半、薄暗い展示会場で作品を見ていると何の前触れもなく今回のナイトツアーのゲスト康本雅子さん(コンテンポラリーダンサー)が後方から四つん這いで登場、作品の前で踊りはじめた。相変わらずキュートなパフォーマンスだ。康本さんのダンスをまじかで見るのは初めてだが、こういう場所で見るのも中々おつなものだ。
展示会を見終わって打ち上げにアート・バーに流れる。隣に座ったダンス関係者と話をしていると康本さんがあらわれたので、今日の感想を伝えた。康本さんは、踊っていないと以外に小柄で華奢な感じに見える。
ビール二杯を皮切りにパンペロをガンガン飲んで、キュレーターの方と何か話し込んだ記憶があるがよく覚えていない。いい加減正体不明になりつつあることを自覚したので、タクシーで帰宅する事にした。
しかし乗ったタクシーが最悪で、行き先を伝えると道がわからないと言い始める。「とりあえず外苑東を北へ行って」と言っても外苑東にどう行けばいいのかわからないと言い出す。だいたい六本木で流してて外苑東がわからなければ商売にはならんだろう。最後には、今日で乗車三日目だと言訳をし始めたので、ブチ切れ「乗車三日目だろうと30年だろうとプロだろ!」と車を止めさせ別のタクシーに乗り換える。
毎日のように電車は乗り換えているが、タクシーを乗り換えた事は初めてである。
今日は、初めての事が目白押しだ。
結局三時頃帰宅、即寝る。起きたら当然の如く二日酔。
相当酸化が進んだな…
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