脂抜きデー ― 2012/03/03 19:35:57
松井冬子展 - 世界中の子と友達になれる - (横浜美術館) ― 2012/03/04 21:03:05
会期ももうじき終わるな… ということで、横浜美術館へ松井冬子展 - 世界中の子と友達になれる - (http://www.yaf.or.jp/yma/jiu/2011/matsuifuyuko/outline.html)を観に行った。
私が行く展覧会にしては結構集客のある展覧会で、幅広い年齢層から支持されている作家だなと思いながら入場。
若手の作家なので、あの規模の美術館で個展を開催するには作品数が足りないのか、写生や習作のみならず構想などの手の内を明かしてしまう展示内容も現役の作家にとっては結構厳しいものがあるなとも感じました。一方、観る側からすれば作品の創り出される過程を垣間見る事が出来てそれはそれで興味深いものがある訳ですが…
まぁ、難しい事は余り考えずに好きな作品を好きなだけ好きなように観るのが好きな私は、展覧会のサブタイトルにもなっている作品「世界中の子と友達になれる」の前に置かれたソファに腰掛けてしばらくボーッと作品を眺めたりした訳です。
図録でしか観た事がなかった「ただちに穏やかになって眠りにおち」と「思考螺旋」の現物を観ることが出来て満足です。
独りAbakua ― 2012/03/04 21:56:45
懐石 つる幸(石川県金沢) ― 2012/03/08 23:05:32
今日は、一度は行ってみたかった金沢の名店懐石つる幸(http://turukou.com/)でうなぎのコースを戴きました。
うなぎ専門店で戴くコースと異なるところは、懐石のお店だけあってうなぎ以外の一品一品の出来がとてもよい事に尽きるかと思います。
前菜、八寸、吸物、お造り、凌ぎ、蒸物、素物、お食事、果物、お抹茶+お菓子とゆっくりと二時間近くの時間をかけて供されるので寛ぎながら戴く事が出来ます。
金沢だけあって器の類も九谷焼や漆器が利用されていて料理の魅せ方にも金沢らしい特色を活かした提案がなされているという感じを受けました。
うなぎ以外の料理で特に気に入ったのは、蒸物で出された蓮蒸しです。来客用の湯呑のような蓋付きの器に具と熱い餡が入った料理で、餡と具を混ぜながら戴くという趣向の料理ですが、具の食感もバリエーションに富み風味も良くおかわりが欲しくなるほど旨い一品です。
さて肝心のうなぎですが、コースの終盤にお食事として出されるので、量的には丁度良いです。うなぎも良質なものを使われているようで、調理は焼き普通、蒸し普通の関東風です。タレもしつこ過ぎない程度のタレ感でコースの終盤を〆るには丁度良いです。ご飯は若干柔らかめではありますが、重にして戴くわけではないので特に気になりません。横に添えられている半熟卵の意味はよく分かりません。月に見立てた懐石の手法か何かでしょうか?ご存知の方ご教授下さい。
お椀は、初めて戴くタイプの肝入りのお味噌汁で、味噌の風味に負けて肝感は少なめです。肝の苦手な方には良いかもしれませんが、肝好きは、やはりお吸物で戴きたいところですね。
お新香は、キャベツ、沢庵、パプリカの三点盛りで、薄く切った林檎が添えられています。漬け方も上品で、良い塩梅です。パプリカを漬けている所なんかはユニークだと思います。
総合的にみてとても良いお店だと思います。金沢に来たらまた伺おうと思います。
ご馳走様でした。
モニーク・フリードマン展(金沢21世紀美術館) ― 2012/03/08 23:16:45
久しぶりに訪れた金沢21世紀美術館で、フランスの女性作家モニーク・フリードマンの展覧会(http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=19&d=1122)を観てみた。
今回の個展は、アジアの美術館では初となる個展だそうで、その作品は微妙な色使いや素材の扱いがユニークなものが多くを占めています。
今回のお気に入りは、展示室を紙で覆い尽くす作品「ざわめき」、同じく展示室を三層の赤いターラタンで覆い尽くす作品「赤の部屋」、自然光をカラーフィルムを透して作品に巧みに取り込んだ「カレイドスコープ」です。
いつもココに来て思うことは、こういう美術館がある街に住みたいものだという事です。
また機会があれば再訪したいと思います。
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