パブリック・ドメイン(池袋西口公園)2010/11/07 19:18:17

パブリック・ドメイン(池袋西口公園)


今日は、昨日の様な快晴とはいかないものの時折薄日が差すような秋空。

そんな中、昼から池袋西口公園にロジェ・ベルナット構成・演出によるパブリック・ドメイン(http://www.festival-tokyo.jp/program/bernat/about.html)という観客参加型演劇に参加してきました。

日曜日の昼間の雑踏、池袋西口公園。

そこに集まった様々な国籍・性別・年齢からなる100名を越すと思われるヘッドホンを装着した集団が、ヘッドホンからの問いに答えながらその指示に従ってポーズをとったり、動き回ったり、次第に小さなコミュニティ毎に集団は分化されていく。そして、そこから徐々に物語が形成されていく。

一時間以上にわたるその問いかけは、極めて個人的などうでもいいことであったり、よくよく考えるとどうでもよくない事であったり、ある種禅問答のようでもあり、自分が自分について実はよくわかっていなかったりすることを自覚させられたり、ある種不思議な感覚に囚われる。

とても印象的だった問いかけは、

「あなたは、自分がお腹の中にいる時の母親の写真を見たことがありますか?」

「その母親は、今の母親より幸せそうでしたか?」

完全避難マニュアル 東京版2010/11/07 21:37:46

完全避難マニュアル 東京版


パブリック・ドメインの後、高山明 構成・演出の完全避難マニュアル 東京版(http://www.festival-tokyo.jp/program/portb/about.html)に参加。

この演劇作品は、まず専用のサイト(http://hinan-manual.com/)にアクセスして数問の質問に答えると山手線の各駅に設置された避難所のいずれかに誘われます。

早速誘われた駅へ移動し、避難所を探す。そこは、初めて訪れる漫画喫茶。

入会して禁煙席のビジネスシートなるところに通される。店内にある大量のコミックに混じっておいてある完全避難マニュアルのマーク入りのDVDを探し出し内容を確認。長い、とにかく長い。延々と続く容赦のない映像がストマックブローのように徐々に効き始める。

禁煙席とは名ばかりで、側面に囲いがあるだけなので付近の喫煙席から副流煙が流れ込んでくる。

駄目だ、長時間いられない… 

ということで、途中で挫折。

避難所から避難するという何とも哀れな結末に…