タラフ・ドゥ・トランシルヴァニア(神奈川県立音楽堂) ― 2010/08/14 14:43:19
昨夜は、ルーマニアのジプシー・ストリングス・バンド「タラフ・ドゥ・トランシルヴァニア」を観に神奈川県立音楽堂に行ってみました。
トランシルヴァニアなどの各地方/民族に伝わるトラディショナルな曲を組曲風にアレンジして演奏します。
一見東欧の田舎町に普通にいそうな五人のおじちゃん達が、超絶的な技巧で聴かせます。それなりにキャパのある神奈川県立音楽堂のステージ上にはPAや譜面台など何にもなしのガラガラ状態。(客席はほぼ埋まっていましたが)当然のように客席側から演奏しながら愉しげに登場し、息の合った阿吽の呼吸で難しそうなキメ(?)をバシバシ決めていきます。
バイオリン×2、ヴィオラ、ブラッチ(三弦のヴィオラのような楽器)、コントラバスの五人編成。写真では、わかり難いけどヴィオラ奏者の楽器のポジションがユニークで、顎の先辺りにヴィオラのテール部分を当てて地面とほぼ垂直に構える感じで最後まで演奏していました。最初ふざけてるのかと思いましたが、バイオリン奏者も曲の途中で同様のポジションで弾いてましたので、彼らの音楽で用いられる奏法かもしれません。
あまり耳にした事のないタイプの音楽ですが、地域や民族の差はあれど民族音楽の持つ民の力強さを改めて感じる事が出来たライブでした。
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