第二回うなぎツアー(東京神田明神下 神田川本店)2009/05/02 18:03:33

第二回うなぎツアー(東京神田明神下 神田川本店)


今日は、第二回目となるうなぎツアー。晴天の中、お昼過ぎにオタクの聖地秋葉原に集合。待ち合わせしているのであろう人々とのギャップを少なからずとも感じつつ皆を待ちます。

今回は、キューバつながりの打楽器奏者4人で小粋にヤンブーを口ずさみながら神田明神下の神田川本店に行きました。

店に着くと「本日売切」の札が出ていましたので、予約していないお客さんはもう入れません。ゴールデンウイークなので、思いの他予約なしのお客さんが入ったのかもしれません。予約してある我々は、二階の真ん中くらいの座敷(亀の間?)に通されました。庭木の見える座敷で、オタクの聖地とは思えない静けさ。いい感じの佇まいです。

うな重の普通盛とお吸い物(今日は、小柱でした。)をオーダーして暫し畳の座敷で皆でマッタリ。

しばらくすると運ばれてきました。皆で写真撮影を済ませてから戴きます。

お重は、相変わらずの完成度の高さです。蒸し加減、焼き加減共にバランス良く、ご飯も粒立ち良く炊けています。この店の関東風の辛めのキレの良い感じのタレのテイストが好きな方には堪らないと思います。

お新香は、相変わらず醤油が最初からかかっていますが、大振りにカットしてあるし、浅めに漬けてあるためさほどしょっぱさは気になりません。

唯一残念なのは、お吸い物が蛤ではなく小柱だったことです。食材の旬や調達の関係があるためか日によってお吸い物の具が変わるので、次回蛤に当るのはいつになることやら… 対応してくれるかはわからないが、予約する時に蛤のお吸い物をリクエストしておくのがいいかもしれない。次回チャレンジしてみよう。

とは言うものの参加していただいた方々は、それなりにご満足戴けた様子でしたのでひと安心。

さて、三回目はどこにするかな…

ヴィデオを待ちながら - 映像、60年代から今日へ(東京国立近代美術館)2009/05/03 17:46:56

ヴィデオを待ちながら - 映像、60年代から今日へ(東京国立近代美術館)


曇り空の中、自転車でポタリングがてら竹橋の東京国立近代美術館(http://www.momat.go.jp/Honkan/honkan.html)へ向かう。

今日は、月初めの日曜日なので常設展は無料。2Fの現代美術フロアと同じく2Fのギャラリー4で開催中の「木に潜むもの」を一通り観てから、1Fで開催中の「ヴィデオを待ちながら - 映像、60年代から今日へ」へ移動。

この展覧会は、60年代から現在までのアメリカ/ヨーロッパ/日本のアーティストによるフィルムやヴィデオ作品を公開していて、映像作品の黎明期である60~70年代の作品を一挙に観る事が出来る貴重な展覧会です。60~70年代に制作されたアンディ・ウォーホル、ヴィト・アコンチ、ブルース・ナウマン、リチャード・セラ、デニス・オッペンハイムなどの名作とビル・ヴィオラ、ペーター・フィシュリ+ダヴィッド・ヴァイスなどの現代の作品を一度に観る事が出来ます。

入口付近に展示されている一発目の作品は、ジョン・バルデッサリの"I Am Making Art"という作品。無地背景に作家本人が少しずつポーズを変えながら「I Am Making Art」と言い続ける18分40秒の作品です。60年代後半から具体的な物を作る事を一切止め、芸術を成り立たせる条件を問う行為自体を作品として作り続けている作家です。この作品は、「芸術についてのクリシェをすべて捨て、根本的な何かに到達する」ことを意図して作られているそうです。この作品が芸術であるとするならば何故芸術なのか?芸術でないとするなら何故芸術ではないのか?はたまた芸術とは一体何なのか?様々な事を考えさせられる作品です。

今回集められている60~70年代の名作は、今日のヴィデオ作品の礎となった作品ばかりなので、学ぶ気持ちで拝見しました。

今回のお気に入り作品は、現代作家中心になってしまいますが、ビル・ヴィオラの「映り込む池」とペーター・フィシュリ+ダヴィッド・ヴァイスの「事の次第」。この二作品には引き込まれました。あと、フランシス・アリスの「リハーサルⅠ」(http://www.youtube.com/v/mT60sWfvjhM&hl=ja&fs=1の3:43辺り)は、思わず笑ってしまうユニークな作品でBGMがダンソンなのがお洒落です。

この他にも沢山、山盛りいい作品が展示されていますので、ヴィデオアートに興味のある方は、是非丸一日使って観る覚悟で来場した方がいいかと思います。

ねそべり禁止2009/05/03 23:24:42

ねそべり禁止


自転車出したいんですけど…

あれほど狭い廊下でねそべるのは禁止と言ってあるのに…

うなぎ安斎(東京 荻窪)2009/05/04 15:04:58

うなぎ安斎(東京 荻窪)


高円寺に野暮用があったので、以前タイコのT師匠から教えてもらった荻窪の安斎に予約を入れてみた。時間通りに入店しないとオヤジさんの機嫌を損ねるとか色々とおっかない噂がネット上に流れているお店ではありますが、電話の対応も職人さんとしては普通でした。予約時間の10分ほど前に店に着きましたが、店の看板はあるものの開店中を示す札などは一切なく、暖簾すら出ていませんので完全予約制と言っても過言ではない営業スタイルです。予約してなかったら店が閉まってると思います。

当然頑固系のお店で、メニューなどは何も無く、噂ではうな丼と白焼きの二品のみしかないようです。電話で予約した際に「お食事ですね?」と聞かれたので「ハイ」と答えただけです。何が幾らかなのかすらわかりません。(笑)

店に入るなり「○○さんですね。」と言われてテーブルに案内されて熱いおしぼりと熱いお茶が出てきます。しばらく待っていると出てきました。しばらくといっても普通のうなぎ屋さんのようにお客さんが来店してからうなぎを捌き始めるような小1時間近く待つ感じではなく、十分程度といった感じです。予約した時間にスムースに料理を提供できるように来店時間に合わせて下準備をされての事だと思います。ですので、旨いうなぎを戴くためには予約した時間は厳守なのです。

うなぎの量は、価格相応です。蒸し深めの焼き普通ですが、とにかく良くうなぎの食感が引き出されている蒸し方だと思います。ご飯は、気持ち柔らかめですが、粒立ちよく炊けていて許容範囲内です。タレは、関東風の辛めで後味がサッパリするキレの良い大人向けです。この店に通うお客さんは、多分このタレに惹かれるのではないかと思います。

肝吸いは、捌きたてという感じの非常に鮮度の良さそうな肝とネギとそら豆が一つ入っていて濃厚な出汁加減のお吸い物です。

お新香は、キュウリ、ナス、セロリ、トマトの四点盛。漬かり具合もいい塩梅で美味しく戴きました。トマトだけは漬物ではなくプチトマトより一回り小さいタイプで非常に甘みのあるものでした。もしかしたら凄く浅めに漬けてあるのかも…

本日のうなぎは、焼津産。価格は、都内有名店となんら変わりません。ということで、価格、ロケーション、営業スタイルなどから明らかに通人向けのお店です。一般客が、ふらっと立ち寄るようなお店では決してありません。まぁ、個人的にはこういった無骨なお店結構好きですけどね…

発想の転換2009/05/06 19:53:42

発想の転換


柔らかい頭は、新たなものを生み出せる。 良し悪しは別。