舞踏家 土方巽2008/10/14 21:20:57

土方巽(舞踏家)


先週久しぶりに舞踏を観に行って、この三連休は20年ぶりに舞踏マイブーム復活。

舞踏に関する本を引っ張り出して読み返したり、DVDを観たりして充実の三連休を過しました。

中でも舞踏を語る上で必ず登場する舞踏の創始者と呼ばれる不世出の舞踏家「土方巽」。その生き様やパワーは、半端なものではない事がよく分かります。踊りの1ジャンルを確立し、舞踏をButohとして世界に知らしめたその功績は、舞踏に携わる人や舞踏ファンの誰もが認めるところでしょう。

そんな土方さんのコメントには、中々興味深い内容が多くて…

■世界の踊りは立つ所から始めている。しかし暗黒舞踏は立とうにも立てない所から始めた。その原因は深いですよ。
■舞踏とは、はぐれてしまった自分の体と再び出会うことである。
■私は、毎晩、自分の肉体に梯子をかけて降りている。
■私は、私の体の中に一人の姉を住まわせている。
■昼間、泥棒を喫茶店に誘って菓子を食わせると、泥棒は泣きますよ。
■踊りとは、命がけで突っ立った死体である。


一見その奇異な印象から誤解を受ける事が多い舞踏ですが、作品のコンセプトを様々な手段を使って紐解く事によって作品に対する理解を深め、作品をより愉しめるかと思います。

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