英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展(森美術館)2008/06/11 17:46:38

英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展(森美術館)


今日は、久しぶりに仕事をサボって森美術館でやってる「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展(http://www.mori.art.museum/contents/history/index.html)」を観に行った。

生憎曇り空だったが、雨は降りそうもなかったので、いつもの如く自転車で向かう。日が照っていないが、湿度が高いため蒸し暑いので青山墓地の中を走る。やはり涼しいし平日の昼間なのでほとんど人もいない。いろんな形や大きさの墓があるもんだなぁ…などと思いながら走っていると30歳くらいの営業マン風の男が「いつもお世話になっております~」と墓地のベンチに座って携帯電話で仕事の話をしてたりする。周囲がうるさい喫茶店なんかで話すより墓地の方が営業活動には向いているのかもしれない。

そんなこんなで、無事到着。平日は、やっぱり自転車置き場が混んでいる。ラックに空が無かったので仕方なく壁際に立て掛けて施錠する。

平日の昼間なので、ゆっくり観れるだろうな、などと考えていたが甘かったです。修学旅行生がとにかくうるさくて仕方ないし、地方から視察かなんかで出てきたと思われる町会議員風情の年配の団体は、音声ガイドの端末の使い方がわからないらしく「音が出ない」とか大きな声で騒いでるし最悪です。

なるべくこれらの団体から距離を置いて観て周りました。ターナー賞といえば必ず取り上げられるのは、Damien Hirstの「母と子、分断されて」ですが、今回の私のお気に入りはAnish Kapoorの「Void No.3」という作品です。少し離れたところから見ると平面のように見える黒い円が近くで見ると立体であることがわかり、更によく見ると… とにかく実物を観てみて下さい。シンプルだけど不思議な作品です。

あとは、ミニマルな作品で知られるMartin Creedは、「作品227:ライトが点いたり消えたり」を展示(?)してました。5秒おきに展示室のライトが点いたり消えたりするインスタレーションです。

ビデオ系の作品も結構興味深いのもあったけど、今ひとつピンと来るものがなかったです。

今年は、横浜トリエンナーレ(http://yokohamatriennale.jp/)です。今回は、何が観れるのか今から待ち遠しいです。