文化庁メディア芸術祭(国立新美術館) ― 2010/02/14 15:00:29
今日は朝から晴れ渡っていますが、気温は低くて肌寒いです。
そんな中、国立新美術館で開催中の文化庁メディア芸術祭が最終日なので、朝から自転車で行ってきました。
この芸術祭、名前の通り文化庁の主催で無料だからか、普段美術館なんかに絶対にいそうにない人々も多勢来てたりしてその人間観察も中々面白かったりします。
耳の遠いお爺ちゃんとかに「どうしてこうなってるんですか?」とか現代美術作品の説明を求められるスタッフの困った顔を毎年のように見かけます。
この芸術祭は、アート部門、エンターテインメント部門、アニメーション部門、マンガ部門の4部門からなりますが、私は毎年アート部門と興味のある一部のエンターテインメント部門のみしか観ません。
で、今回面白いなぁと思ったのは、田中秀幸氏の手掛けた電気グルーヴの「Fake It!」というPV(http://www.youtube.com/v/8JnjMaRM3g8&hl=ja_JP&fs=1&)。なんだかエッシャーの動画版を見ている様な感じです。
虚像であるテレビに映る映像が実空間に影響を与えるシンプルだけど飽きさせない作品。Nika OBLAKとPrimoz NOVAKの共作「Box 2」(http://plaza.bunka.go.jp/festival/2009/recommend/win/art/art_inst02.html)
作品のメンテナンスしている所をたまたま見かけたが、よく出来た仕掛けだと思う。音源を電子音に限らずに実音をサンプリングでもしてフルオーケストラクラスの仕掛けを観てみたい。コーラスなんかでもいいかもしれない。菅野創と西郷憲一郎の共作「Jamming Gear」(http://plaza.bunka.go.jp/festival/2009/recommend/win/art/art_int02.html)
会場構成が昨年よりはマシになっていて観易くなったかと思う。去年は酷かったからね。まぁ、無料なので仕方ないか…
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