根ぎし 宮川(東京 鶯谷)2009/05/24 17:45:39

根ぎし 宮川(東京 鶯谷)


朝から雨模様。そんな中、上野方面に予定があったので、上野から少し歩いて「根ぎし 宮川」に行ってみた。

蒲焼割烹を掲げるだけあって入口から瀟洒な作りの店構えです。中に入ると店員さんが丁寧に席まで案内してくれます。熱いお茶を戴き、グレードが値段別に4段階に別れているうな重の上から二番目をオーダー。

しばらくすると肝吸い、お新香に続いてお重が運ばれてきました。うなぎの量は面積的には価格相応だとは思いますが、肉厚がなく痩せています。あまり肉厚がある脂っぽいのもしつこくて嫌なもんですが、この肉厚は正直薄いです。蒸し深めの焼き普通です。タレは、甘めで若干口に残る感じです。ご飯が炊き立てだからとは思うのですが、柔らか過ぎます。

お新香は、瓜、大根二種、キャベツなどの細切りの4種盛。大根の1種がしょっぱかったのと瓜に最初から醤油が掛かっていたのが気になりました。

肝吸いは、具に肝、シメジ、キュウリ、麩が入っていてダシ加減も丁度いいと思います。この辺は、蒲焼割烹の本領発揮といったところでしょうか…

最後にサービスだと思うんですが、柑橘系のゼリーを出していただきました。コチラは、甘さアッサリで美味しく戴きました。

ということで、お店の雰囲気からいってやはり法事やお祝い事などに使う感じのお店です。通人が、うな重だけを戴きにフラっと行く感じのお店ではないと思います。

neoteny japan(上野の森美術館)2009/05/24 18:35:52

neoteny japan(上野の森美術館)


雨模様の中、上野の美術館に来た訳ですが、お目当てはルーヴルでも阿修羅でもなく、上野の森美術館で開催中の「ネオテニー・ジャパン - 高橋コレクション」(http://www.neoteny.jp/)。

昼過ぎから「高橋龍太郎と出品作家によるトーク」というイベントがあるのでコレを観に来た訳です。国内屈指の現代アートコレクターの精神科医 高橋龍太郎と5名の作家(秋山さやか、池田学、池田光弘、千葉正也、名和晃平)との1時間半に渡る不思議なトーク、中々愉しませて戴きました。名和さんの様に大学で教えられている方は、作家であっても弁が立つのですが、そうは言っても作家の方々はやはり作品作りに専念されるのが宜しいかと多少なりとも感じた次第です、、、

展示作品は、バランスよく面白い作品が集められていて大変観やすい構成になっています。加藤泉や名和晃平などの好きな作家の作品は勿論ですが、今回特に気になった作品は、トークイベントにも参加されていた池田学の「興亡史」でしょうか異常なほど描き込まれた大作で観れば観るほどそのスケール感に驚かせられます。制作に1年半掛かったというだけあってその細密さは圧巻です。この10倍くらいの大きさの作品を一日位掛けてジックリ観てみたいものです。

全体的にいい作品が揃っていますので、興味ある方は是非足を運んでみてください。流石高橋コレクション、いい作品コレクションされてます。