落ちたお守り ― 2008/11/01 19:50:57
横浜トリエンナーレ2008(二回目) ― 2008/11/01 20:45:54
今日は、勅使川原三郎+佐東利穂子 《時間の破片 - Fragments of Time》のパフォーマンスを観に二度目の横浜トリエンナーレ2008です。
事前情報では、パフォーマーがわからなかったのですが、いずれにしても観たかったので、12:30頃会場に到着するように出掛けました。会場に到着すると今日のパフォーマーは、佐東利穂子であることが分かりました。どこに並んで待っていればよいのかスタッフに尋ねても全く要領を得ず、とりあえずこの辺りで待っててくださいといった対応。そのうち中から別のスタッフが出てきて、会場の中にも別の待ち行列が出来てる事がわかりその後ろに並んでくれとの事。一体全体どういう仕切り方してるのか理解に苦しみます。多分会場責任者が明確でなく、全員が同じ立場のボランティアである事が原因だと思われます。
まぁ、仕切りは最悪な感じですが、パフォーマンスは最高です。ガラスの敷き詰められた床を転がったり、寝そべったり、ガラスの破片が無数に刺さった壁と戯れるようにたおやかに踊る佐東利穂子の動きは、しなやかであり、時に激しく振り切れる瞬間が垣間見えます。ガラスの上に片足の膝から下を曲げて寝そべる姿は、ハンス・ベルメールの作品のようでした。背中に回した肘から指先にかけての動きが、今回のお気に入り。結局1時間以上狭い会場で集中して観てから会場を後にすると外には長蛇の列です。20人程度しか入れない会場ですので、仕方ありませんけど、アーティストと相談してもうチョッと見せ方も考えた方がよいような気がしました。最新のスケジュールを確認すると、まだ勅使川原三郎のパフォーマンス観れそうなのでまた来るかな…
で、それとなくお腹も空いたので、会場内のミニキッチンでグリーンカレーを戴く。あまり期待していませんでしたが、中々美味しかったです。その後、馬車道のバス停まで歩いて、ポツンと離れた所にある第四会場の三渓園に向かうバスに乗ること約30分、やっと到着。
前回貰ったマップ&イベントスケジュール冊子をみると6作品ほどエントリーされているようでしたが、内1作品は初日1回のみのパフォーマンスでそれ以降全てキャンセルになっているとの事でした。
愉しみにしていた内藤礼の作品でしたが、茶室での展示であったため夕方で暗くなってしまっていて肝心の作品(糸)がギリギリ肉眼で確認できる程度でした。中谷芙二子の霧の作品(写真)は、幻想的で森林浴も同時に出来そうなくらい気持ちの良い作品でした。ティノ・セーガルの作品は、ダンサーの問題もあるのかもしれませんが、今ひとつ場の雰囲気と合っていない様な気がしてなりませんでした。
ということで、性懲りもなく明後日も行く予定。
最近のコメント