Jr.のコンガ2007/12/08 21:00:29

Jr.のコンガ


昨夜は、事務所の忘年会が銀座アスターであった。少しだけ食べて、少しだけ飲んで、早々に切り上げて渋谷のスペイン料理屋で開催中のバンドの忘年会に遅ればせながら合流し楽しいひと時を過ごしました。Gamelan Quintanaは、仕事で印度に行っているとかで欠席でしたが、10月のライブを最後にバンドを離れたせきりかも途中少し顔を出したりして盛り上がりました。その後二次会に流れてそんなに量は飲んでないのですが、ヘロヘロの年末モードで帰宅しました。

で、バンドの忘年会の席上、自らの来年の抱負として「キントを叩けるようになりたい」という事を掲げましたので、早速キントを物色に以前から気になっていたキューバ産のレストアコンガなどを豊富においてある打楽器屋に行きました。

店に入るなり目に飛び込んできたのが、80年代に製作されたジュニアのコンガです。しかも口径が、9 3/4インチ。まさしくキント(レキント)です。もう一目惚れです。

ほとんど市場にその姿を現す事のないJr.のコンガで、しかも9 3/4インチというほとんど作られていない中途半端なサイズ。プロミュージシャンのワンオーナー品で、80年代にJr.に製作を依頼してN.Yから持ち帰って使われていたようですが、仕事に使うには使いにくいサイズなので手放したようです。お店のオーナー曰く「ルンバのキントとして使うしかないでしょうね…」って、「ルンバのキントとして使いたいんです。」

バンドでいつも使わせてもらっているコンガは口径が小さいタイプなので、キントとして使うにはこのサイズでもバランス的には良いかなと…

まぁ、そうは言ってもキューバ産のレストアコンガも気になるので、数種類叩かせてもらいましたが、そこはやはりJr.。参りました。

明らかに安い買い物ではありませんでしたが、買ってしまいました。あとは、鳴らせるように日々精進あるのみです。

偶然の出会いというのは、不思議なものだなぁ… などと考えながらコンガを担いで帰りました。

■通称Jr.(Junir Natalio Tirado Ruiz)は、80年代からN.Yを拠点に高い精度のコンガ製作でその名を世界に知られるようになった伝説のコンガ職人です。