RON LIBERTADO

久しぶりにうなぎでも食べようかな…　と、フト思い立ち銀座の神田川に行ってみた。

店に入ると、上品そうな5～6人の年配の紳士グループが二組ほど静かに酒を酌み交わしている。独りでうなぎなんか食べに来てる客は他に誰もいないが、そんな事は気にすることもなく名物「鰻大丼」と肝吸いをオーダー。「蒸しますので、20分ほどお時間掛かりますが…」と言って仲居さんが雑誌を置いていってくれた。

雑誌をパラパラ見ながら待っていると運ばれてきました。

少し大きめの丼に入ったうなぎの大きさは満足いくものです。タレも甘過ぎず切れの良い口当たりです。蒸し/焼きも丁度よくいい食感です。ご飯も粒立ち良くしっかり炊けていてタレとの相性も良いです。

肝吸いも出汁が良く出ていて、肝の美味しさを充分味わう事が出来るお吸い物です。

お新香は、奈良漬が抜きん出て秀逸です。

という事で、総合的には間違いなく美味しい部類のお店だとは思うのですが、この店の特長というか個性があまり強く感じられるうなぎではないということが言えると思います。旨い中にも何か他店にないものを持っている店は、やはり魅力的です。