あけましておめでとうございます ― 2013/01/01 23:13:30
赤城神社 ― 2013/01/02 15:41:11
アートと音楽 - 新たな共感覚をもとめて(東京都現代美術館) ― 2013/01/03 17:45:24
今日は天気もいいので、散歩がてらに東京都現代美術館で開催中のアートと音楽展(http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/138/)を観に行った。
風は冷たいですが、雲ひとつない青空の下木場公園内の吊橋をテクテク渡ります。
今回の一番のお気に入りは、セレスト・ブルシエ=ムジュノの「クリナメン」という作品。水が対流し続ける池に浮かぶ様々な大きさの陶器製の器がランダムにぶつかり合いながら仏具のお鈴のような澄み切った音が鳴り続ける禅を感じさせるインスタレーションです。とても素敵な作品ですので、是非会期中に体感してみてください。

あと面白かったのは、マノン・デ・ブールの「二度の4分33秒」というジョン・ケージの4分33秒を二度別の視点から聴かせる(音楽作品なので)ビデオ作品も興味深かったです。途中で寝てた人いましたけど私は結構それなりに愉しめました。
バルトロメウス・トラウベックの「Years」という丸太を薄く輪切りにしたモノをレコードに見立て、その年輪を光学的に読み取って音に変換する機能のついたレコードプレーヤーで再生するという作品。コレが中々現代音楽のようで普通に聴ける感じに仕上がっているのが驚きでした。自然発生的な生き物の変化をパラメータとして捉えるとなんら違和感無くごく自然に聴く事が出来るものなのだという事を感じました。聴く側の人間も生き物ですから当然と言えば当然なんですが…
音が好きな方々なら愉しめる展覧会ですので、これはオススメです。
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