UKAWA NAOHIRO - A Series of Interpreted Catharsis episode2 - earthquake (渋谷 NANZUKA UNDERGROUND)2007/05/05 22:45:02

NANZUKA UNDERGROUND


久々のブログ、その訳は、GWの前半ネコが風邪ひいたみたいで、獣医に連日連れて行ったりしているとアッという間に過ぎ去り、後半は人間の私が風邪をひいたみたいで家でゆっくりしていましたが、今日はこどもの日、しかも天気も良かったので久々に外へ出ることにした。

出かけたのは、渋谷で現代美術を扱うギャラリー「NANZUKA UNDERGROUND(http://www.nug.jp/)」で開催中の宇川直宏氏の展覧会「A Series of Interpreted Catharsis episode2 - earthquake」です。

宇川氏は、大学教授でありながら自らをメディアレイピストとアイロニカルに称し、現代美術作家としてのみならず、デザイナー、アートディレクター、映像作家、VJ、オーガナイザー、サウンドシステムオーナー、文筆家、キュレーターと、様々な顔を持つ多彩な表現者です。

今回の展覧会は、写真、立体、映像からなる作品群で、サンフランシスコと阪神・淡路の二つの地震を取り上げ、筑波の地震研究所で両地震の震度や継続時間などを再現させ、自然災害が発生する瞬間を写真、立体(地震で壊れた物をアクリル樹脂で固めた作品)、映像記録として展示しています。

ドキュメンタリーにより近い環境でシミュレーションすることによって、リアルさが増し、現実に起きた事が、あまりにも非現実的であった事を改めて意識させられる作品群です。

わからない事が、恐怖であることを再認識させられる展覧会でした。
やっぱり現代美術ってのは、コンセプトが命ですね。